オペル・マンタ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1478930 / CC BY SA 3.0

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オペル・マンタ

マンタ(»Manta» )は、ドイツの自動車メーカーであるオペルが1970年から1988年まで生産・販売したスペシャルティカーである。

前年の1969年に登場し、大ヒットとなっていたフォード・カプリのライバルとして、1ヵ月後に登場するアスコナの姉妹車種として登場した(同年に発表されたトヨタ・セリカとカリーナの関係と同じである)。

初代モデル。機構的にはアスコナA同様、カデットA・レコルトCと共通のエンジン、足回りを用いてごくコンベンショナルな設計となっている。マンタの最大の特徴はそのスタイリングで、日本人デザイナー・児玉英雄も参画し、カプリよりもあっさりとしたプレーンなラインにまとめられている。性能面でもV型6気筒3,000ccエンジンが用意されツーリングカーレースで活躍したカプリのようなホットモデルは存在せず、大人しいイメージが強かった。

当初のバリエーションはノーマル、L、SRであったが、後に豪華バージョン「ベルリネッタ」や、インジェクションを装着して105馬力に強化し、最高速度188km/hとした高性能版のGT/Eも追加された。

ベルギーのチューナーのトランスヨーロッパ・エンジニアリング社がアドミラルとコモドーレに使用されていた2.8リットル直列6気筒142hpエンジンとトランスミッションをマンタに搭載したモデルを1974年に開発した。195/70HR13という太いタイヤを履くために前後のフェンダーにはバルジ(張り出し)が設けられ、2気筒分長くなったエンジンを収納するためにボンネットはバルジ付きのグラスファイバー製となった。この軽量化されたボンネットとバッテリーをトランク内に移設したことにより前後の重量配分はオリジナルのものと変わらなかった。前輪のディスクブレーキはベンチレーテッドのものに強化され、サスペンションも固められてリミテッド・スリップ・デフが標準で備えられた。

1975年にイギリスのチューナーのトニー・ホールがマンタの直列4気筒エンジンにホルセット(»Holset» )製ターボチャージャーを装着したモデルを開発した。この改造により出力は156PS/5,500rpm、トルクは24.0kgm/4,000rpmに向上していたが、サスペンションは標準仕様のままであった。外装ではフロントスポイラー、アルミニウムホイールが取り付けられ、サンルーフ、ヘッドライト・ワイパーが標準で装備されていた。変速機は4速MTが標準でATがオプションで設定されていた。”D.O.T.”の名称は本車が販売された英国内のディーラー網の”Dealer Opel Team”に由来していた。

1975年8月にアスコナと同時にモデルチェンジされ、Bに進化した。同時期のシボレー・モンザ2+2に似たボディラインは初代同様シンプルさを特徴としたが、ボディサイズがやや大型化したものの、搭載エンジンやメカニズムは初代モデルとほぼ同一の機構を踏襲した。

1977年には3ドアのCC(コンビ・クーペ)が追加され、1,900ccエンジンが1,979ccに換装された。1979年には1,200ccエンジンが1,300ccにサイズアップされた。その後1981年にアスコナがFF化されてCに発展した後も、1982年にマイナーチェンジを受け、1988年まで継続生産された。

日本には当時の輸入元・東邦モーターズによって、Aが1975年まで輸入販売された。排気ガス規制に対応できずに一時撤退後、1983年からB(ベルリネッタとGT/E)の輸入が再開された。

1979年、当時のWRCグループ4に参戦すべく投入されたオペル初のDOHCエンジン車・「オペル・アスコナ400」のマンタ版として、アスコナがFF化されてラリーから退く直前の1981年3月に登場。マンタBをベースにイギリス・コスワースがチューンした2,410ccDOHC16バルブ144馬力エンジンの最高出力は、最終的には340馬力に達した。足回りのチューニングはイルムシャーが担当している。オペル・ベクトラ(A)ベースのカリブラが後継車となり、1989年から1997年まで生産された。

オペル・ワークスチームである「GM・ユーロハンドラー」でのマンタによるWRCでの参戦は前述の通りグループBでも継続投入された「アスコナ400」よりホモロゲーション取得が遅れ、1983年のサファリラリーの後となるツール・ド・コルスより実戦に投入される。「アスコナ400」よりさらに軽量になり、…

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